先ほど、新元号が『令和(れいわ)』に決定したと発表されました!!!
首相官邸のツイッターやフェイスブックの公式アカウントでは、発表をライブ配信することが事前に告知されていましたよね。
今回は、新元号『令和』の由来や意味、決定の理由などについお伝えします!
【令和】の由来や意味は?考案者は誰?
新元号『令和』は、『れいわ』と読み、アクセントは『令』の方に置くようです。
典拠は日本最古の歌集『万葉集』で、梅の花の歌から取ったものとされています。
万葉集は世界に誇るべきものということで、248番目となる新元号『令和』は、歴史上初めて国書からの出典となりました!
ちなみにこれまでの元号は、中国の古典が典拠となっていたようです!
『万葉集』巻五、梅花(うめのはな)の歌三十二首并せて序
初春令月、気淑風和、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香
初春(しよしゆん)の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和(やはら)ぎ、梅は鏡前(きやうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き、蘭(らん)は珮後(はいご)の香(かう)を薫(かをら)す。
安部総理曰く、『令和』には、『人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ』という意味が込められているとのことでした。
また、新元号の考案者については、個人が特定されてしまうことやその個人のイメージなどと重なるなどの理由から公表はしないとのことでした。
【令和】の決定理由は?候補に挙がったのは他に何があった?
安部総理は、『我が国が誇る悠久の歴史・文化・伝統の上に、次の時代を担う世代のために未来に向かってどういう日本を築き上げていくのか、新しい時代への願いを示す上でもっともふさわしい元号は何かという点が一番の決め手だ』と安述べられていました。
また、新元号の候補には何があったのか、記者から菅官房長官に質問がありましたが、こちらにおいては、これまでの過程を含め、候補に挙がった元号名や数についても公表しないということです。
【令和】に込められた思い・国民へのメッセージは?
安部総理曰く、『厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように一人一人の日本人が明日へ希望と共にそれぞれの花を大きく咲かせることができる、そうした日本でありたい』という願いを込め、『令和』に決定したとのことです。
また、新元号の決定にあたり、『文化をはぐくみ、自然の美しさを愛でることができる平和な日々に心からの感謝の念を抱きながら希望に満ち溢れた新しい時代を国民の皆様とともに切り開いていく』という決意が国民に向けられているようです。
【令和】にはいつから変わる?
新元号が発表された今日から元号が変わると勘違いをされている方も多いのではないでしょうか?
私もその一人でした(笑)
新元号の『令和』に改元されるのは、5月1日(水)の午前0時(日付が変わるタイミング)です。
~3月31日 |
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4月1日(月) |
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4月中 | 改元に合わせて行政システムなどを改修、新元号に対応 |
4月30日(火) | 天皇陛下が退位。平成の最終日 |
5月1日(水) | 皇太子さまが新天皇に即位する『5月1日午前0時』に、新元号を定める政令が施行されて改元 |
【令和】に対する世間の声は?
『令和』は、個人的にはかなり意外でした(笑)
ツイッターには、新元号の発表に伴い、様々な声が寄せらています。
安倍総理「令和には、人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つという意味が込められております」「厳しい寒さの末に綺麗に咲き誇る梅のように、日本人ひとりひとりが美しい花を咲かせられるような時代に」めっちゃいい元号や。#新元号
— あかしゆか (@akyska) 2019年4月1日
令和、凄くいい…!
① まず”eiwa”で平和と韻踏んでて語感・リズム感がいい
② 平成と令和合わせると平和になる
③ 昭和と平成合わせても平和になる( ゜o゜!) ハッ
昭和と平成と令和ーー全ての世代が手を合わせると、「平和」が訪れるって事か!
— 前田 裕二 / Yuji Maeda (@UGMD) 2019年4月1日
新元号の決め方は?
そもそも、元号を決めるに当たり、前提条件というものが決まっています。
- 国民の理想としてふさわしいようなよい意味を持つものであること。
- 漢字2字であること。
- 書きやすいこと。
- 読みやすいこと。
- これまでに元号又はおくり名として用いられたものでないこと。
- 俗用されているものでないこと。
そして、略称が被らないこと(平成はH・昭和はS)もルールに入ると言われていることから、新元号の1文字目のアルファベットの頭文字『H・S・T・M』にはならない可能性が大きいとも言われています。
実際、今回の新元号【令和】の略称は『R』になりましたね!
本日1日、午前9時半より首相官邸にて新元号の選定に向けて、有識者による『元号に関する懇談会』が行われました。
懇談会のメンバーは・・・
- 上田良一(NHK会長)
- 大久保好男(日本民間放送連盟会長)
- 鎌田薫(日本私立大学団体連合会会長)
- 榊原定征(経団連前会長)
- 白石興二郎(日本新聞協会会長)
- 寺田逸郎(前最高裁判所長官)
- 林真理子氏(作家)
- 宮崎緑(千葉商科大教授)
となっています。
そして、安部首相が衆参両院の正副議長から意見も聴取し、全閣議会議で新元号を協議します。
閣議で改元の政令を決定し、新元号の公表直前に天皇陛下と皇太子さまに報告してから、菅官房長官が会見で新元号を発表(公表)という流れになります。
まとめ
新元号が『令和』ということで、意外ではありましたが、新鮮でとても素敵な元号に決まりましたね。
『平成』も残すところ1ヶ月になりました。
『令和』に馴染めるのかドキドキしますね!