紅葉の季節といえば、代表的なものに紅葉(もみじ)がありますね。
【もみじ肉】って聞いたことありますか?
はずかしながら・・・私、知りませんでした(笑)
今回は、【もみじ肉】は何の肉か、由来や味、食べ方などについてお伝えしたいと思います。
【もみじ肉】って何の肉?由来は?
そもそも、【もみじ肉】って何の肉なのかという疑問が浮かびますよね。
正解は・・・鹿の肉、鹿肉です!!!
鹿肉なので、もちろん食べることは出来ます!
【もみじ肉】の由来ですが、花札の10月(花が紅葉)の種札が鹿であることから出たものと思われます。
←←← これこれ!見たことありますね(笑)
日本では、仏教が伝来して以来、殺生を禁じる風習となりました。
そこで、肉食を禁止されていた僧侶などが隠語として用いていたそうです。
いくら禁止とは言っても、食べたいものは食べたいですよね(笑)
そこで、『もみじ』という隠語を使って、あたかも薬草を食べているように見せかけてお肉を食べていたということですね(笑)
また、『もみじ』の他にも隠語がありますのでご紹介します。
隠語 | 肉の種類 | 由来 |
さくら(桜) | 馬肉 | 肉の色が桜に似ているから |
ぼたん(牡丹) | 猪肉 | 『獅子に牡丹』という成句から「獅子」を「猪」に言い換えたもの |
かしわ(柏) | 鶏肉 | 柏という植物の葉の色と黄鶏の羽根の色が似ていたから |
上記のかしわ肉について少し補足します・・・
中部地方の一部や関西地方、九州地方では、鶏肉のことを「かしわ(黄鶏)」とも呼ばれているそうです。
その黄鶏(かしわ)と柏の葉(柏もちを包んでいる葉)の色が似ていることから、そう呼ばれるようになったという説もありますが、これについては諸説あるようです。
【もみじ肉】の味はどう?おいしいの?
もみじ肉が鹿肉ということが分かりましたが、鹿肉ってどんな味なのでしょう・・・?
私は鹿肉を食べたことがないので、調べてみました!
そもそも、鹿肉ってどんな色や形をしているかというと・・・
こんな感じです(笑)
こうやって見ると、牛肉に近い感じがしますね!
鹿類の肉は、一般的に高タンパク・低脂肪という特徴があります。
そのため、生活習慣病などの病気の予防につながる食品としても注目されているようです。
鹿肉は他の畜肉と比較して、鉄分を含むタンパク質を含有するため肉の色が濃い赤です。
この鉄分ですが、ヘム鉄と呼ばれ、人間の身体に吸収されやすく、貧血や冷え性を予防する働きを持っています。
なので、メタボが気になる中年男性や育ち盛りの子ども、女性に多い貧血気味の方にもぴったりの食材です!!!
世間では、硬い・匂いがきついなどという声も多いようですが、血抜きなどしっかりと処理をすれば、柔らかくて匂いも穏やかになるようです。
【もみじ肉】の美味しい食べ方は?
もみじ肉である鹿肉は、ドイツやハンガリーなどのヨーロッパでは、高級レストランで特別に食べられる「最上」の肉として扱われているようです。
世界最大の鹿肉消費国はドイツですが、日本での鹿肉の流通や消費は、ヨーロッパに比べて非常に少ないのが現状です。
普通にスーパーとかでは見ないですよね(笑)
入手ルートが限られているのが現状です。
日本だと北海道のエゾシカ肉が流通しているようで、主にはジンギスカンで食べられることが多いそうですが、淡白でくせが少ないことから、様々な味付けで煮物・焼肉などの料理に使えるそうです。
鹿肉の別名【もみじ肉】のもみじからできた『もみじ鍋』も名前は聞いたことあるのではないでしょうか。
もみじ鍋は、基本的には鹿肉を使った鍋で、味付けもお好みによって様々です。
ただ、前述でも述べたように、鹿肉は入手ルートが限られているので、専門のお店から購入することになると思います。
でも、一度は食べてみたいですよね!
そこで、調べてみると・・・ありました(笑)
紅葉鍋のセットや、鹿肉のしゃぶしゃぶ、鹿ソーセージ(笑)
一部をご紹介します♪
まずは、紅葉鍋・・・こちらは評価が★★★★☆
次に、鹿ソーセージ・・・評価は2件しかないのですが、どちらも★★★★★!!!
最後に、鹿肉のしゃぶしゃぶ・・・こちらも評価が2件しかないのですが、どちらも★★★★★!!!
個人的には、鹿ソーセージが気になるところですね。
ネーミングもユニークで『これ鹿ないっ!』だそうです(笑)
鍋セットやしゃぶしゃぶ肉は、鍋の季節のお歳暮などにいかがでしょうか?
まとめ
さて、今日は【もみじ肉】についてお伝えしました。
- もみじ肉は鹿肉のことで、花札の10月の種札が鹿であることが由来とされている
- もみじは隠語で、他には【さくら】が馬肉、【牡丹】が猪肉、【柏】が鶏肉のことを指している
- 鹿類の肉は、一般的に高タンパク・低脂肪という特徴があり、生活習慣病などの予防食品としても注目されている
- 鹿肉の日本での流通は少ないが、通販などで購入が可能
ぜひ、一度食べてみてはいかがでしょうか?