2020年夏に行われる東京オリンピックのメイン会場、新国立競技場。
この新国立競技場をデザインしたのは建築家の隈 研吾(くま けんご)さんです。
「負ける建築」というのをコンセプトに作る作品は国内外から高い評価を得ています。
今回は、そんな隈研吾さんのプロフィールや経歴、出身校や家族についてご紹介します!
- 隈研吾は横浜生まれの65歳
- 隈研吾はこれまで数々の賞を受賞
- 隈研吾は東京大学工学部建築学科を卒業
- 隈研吾の嫁も息子も建築家
以下、隈研吾さんについて詳しくご紹介します。
隈研吾のwiki風プロフィールを紹介!
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本名:隈 研吾(くま けんご)
生年月日:1954年8月8日
年齢:65歳(2020年2月現在)
出身地:神奈川県横浜市
職業:建築家(一級建築士)/教授/校長
身長:189㎝(学生時代)
横浜生まれで現在65歳の隈さん。
猫好きの隈さんは子供の頃は獣医を目指していたのですが、家の修繕をするデザイン好きの父親を見ているうちに建築の仕事に興味を持ったそうです。
そして隈さんが小学生の時、1964年開催の東京オリンピックに向けた競技場建築が始まったことが建築家を目指すきっかけになりました。
当時の同級生だちが海外進出を目指してアトリエ事務所へ行く中、「社会に揉まれることも必要」と考え日本の大手設計事務所へ就職したそうです。
あえて厳しい世界に入っていくなど、自分に厳しいようなのでちょっと怖い人なのかな…なんて思ってしまったんですが、普段の隈さんはとても穏やかで心遣いのできる人なんだとか。
現在自分の事務所を設立していますが、そのホームページでは全てのスタッフを紹介していて、また自分の事務所から巣立って一人前になった元スタッフのことも「FORMER STAFF(元スタッフ)」としてすべて紹介しています。
建築家のホームページでスタッフを紹介することって珍しいそうです。
スタッフみんなで仕事をしているんだということの現れだそうで、隈さんの思いやりが伝わりますね。
思いやりの「負ける建築」
そんな思いやりのある隈さんならではの考えなのが「負ける建築」という考え。
負けちゃうの?と、これだけ聞くとなんだかネガティブなイメージを持ってしまいますが、隈さんは流行りに乗っかったり主張し過ぎる建築が大嫌いなんだそう。
その土地の声を聞き、土地(風土)に馴染むことが長く居続けられることという考えです。
どの建築でも、その土地が発する「声」を、注意深く聞くようにして、建築が風土に上手に「負ける」ことを意識しました。
隈さんのデザインは「和」をイメージしたものが多く、木材を使う温かみのある建築が特徴的で自然にやさしい素材を使うなど、環境にも考慮した建築も多くあります。
海外からも高い評価を受けていて、北部スコットランドに開設した隈さん設計の「ビクトリア&アルバート博物館ダンディー」にはイギリスのウィリアム夫妻も訪れました。
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日本人が世界で活躍していると思うと嬉しくなりますね(*^-^*)
2020東京オリンピックメイン会場をデザイン
1964年のオリンピック会場建設で建築家を目指した隈さんが、今度はその東京オリンピックのメイン会場のデザインを担当することになりました!
「木と緑のスタジアム」コンセプトに、隈さんらしい木材を基調にしている建物です。
また、会場周辺には樹木が点在して公園に囲まれているような自然と調和するまさに「負ける建設」を完成させました。
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最初のザハ・ハディド氏の案から、現在完成した隈さんデザインのものに変わり比較されることが多く賛否ありますが、日本らしいものとなったことは間違いなさそうですね。
1964年のオリンピックを見て建築家を目指した自分がそのオリンピック会場を手掛けるなんて、なんだか夢みたいな話ですね。
隈研吾の経歴を紹介!
隈研吾さんのこれまでの主な経歴をご紹介します。
- 大手設計事務所「日本設計」に就職
- 米国コロンビア大学建築・都市計画学科客員研究員
- 1990年:隈研吾建築都市設計事務所を設立
- 2007年:博士(学術)の学位を取得
- 2008年:パリに Kuma & Associates Europe を設立
- 2018年:高知県立林業大学校の初代校長
建築家としての活躍しながら、建築家を目指す学生を直接交流をするため講師も務めています。
- 法政大学工学部建設工学科非常勤講師
- 慶應義塾大学環境情報学部特別招聘教授
- 早稲田バウハウス・スクール講師
- 慶應義塾大学理工学部客員教授
- 慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科教授
- 米国イリノイ大学建築学科客員教授
- 東京大学工学部建築学科教授
主な建築物に、東京の「サントリー美術館」「渋谷スクランブルスクエア」「歌舞伎座」などがあげられています。
また、これまでに数々の賞も受賞されています。
- 1997年:日本建築学会賞作品賞(登米町伝統芸能館)
- 2001年:村野藤吾賞(那珂川町馬頭広重美術館)
- 2010年:毎日芸術賞(根津美術館)
- 2011年:芸術選奨文部科学大臣賞(梼原・木橋ミュージアム)
後世に受け継がれる作品を残す日本を代表する建築家のひとりです。
隈研吾の学歴は?出身大学や高校についても!
これまでの隈さんの学歴もご紹介します。
- 栄光学園高校 卒業
- 東京大学工学部建築学科 卒業
- 東京大学大学院建築意匠専攻修士課程 修了
隈さんが卒業した栄光学園高校は神奈川県の鎌倉にある男子校なんですが、なんと偏差値は71。
隈さんが通っていた当時からなのかは不明ですが、現在栄光学園に入学するには入学金30万と施設設備金として25万円が必要なんだとか。
環境の良い学校としても有名なので人気の学校のようですね、高いですが…。
ちなみに隈さんは背が高く、高校の時はバスケ部に所属していました。
そして大学は東京大学出身です。
卒業後も大学院で建築を専攻して修士課程を修了させます。
隈研吾の家族は?嫁や息子を画像で紹介!
隈さんの奥さまも実は建築家なんです。
引用元:https://japaneseclass.jp/trends/about/篠原聡子
名前は篠原聡子(しのはらさとこ)さん。
隈さんより4歳年下で現在61歳です。
過去には日本建築学会賞に入賞したり、グッドデザイン賞を受賞するなどの実力者です。
現在空間研究所を主宰して、建築の研究と教育といった活動を行っています。
千葉県出身で出身校も日本女子大なので、隈さんとの出会いの時期はわかりませんが、同じ職業なのでお互いの仕事に理解がありそうですよね。
同じ事務所には所属せず夫婦それぞれで活躍中です。
そして息子の隈太一(くまたいち)さんも現在建築家として活躍されています。
引用元:https://perfectday.jp/2017/10/essay_kumataichi_02/
1985年生まれの現在34歳。
東京大学博士課程を修了した太一さんは、過去にはドイツに留学して海外の技術も学んでいたそうです。
カーボンファイバーなど新しい素材を使った作品が多く、現在はアメリカの事務所に所属する「新しい建築家」として注目されています。
家族で同じ職業なのにそれぞれが別々に多方面で活躍しているというのも面白いですね。
次の作品が楽しみです!
最後までご覧いただきありがとうございました(*^-^*)