真っ白な制服のシャツって、さわやかで気持ちいいですよね。
そんな真っ白なシャツに…墨汁が!!
小学3年生頃から、習字の授業が始まります。
「墨汁は落ちないからね!!」と口を酸っぱくして言っていたはずなのに…いくら気を付けていても、一度はやってしまうもの!
今回は、制服の白シャツ・色物ズボンやスカートの乾いた墨汁の落とし方を紹介していきたいと思います。
乾いた墨汁の落とし方!制服の白シャツの場合
墨汁がついてすぐなら、乾かないうちに洗うのがベストなんですが・・・
学校では洗えないし、墨汁がシャツに付いていることにも気付かないこともありますよね。
一般的には、乾いてしまった墨汁は落ちないと言われているんです。
墨汁は、油性でも水溶性でもないため、水や油では落ちません。
「じゃあもう捨てるしかないの?」と不安になりますよね・・・
だからといって、諦めるのはまだ早い!
実は、家庭でも簡単に出来る方法があるんです!!!
ここでは、家庭で簡単に出来る『乾いてしまった墨汁の落とし方』を5つ紹介します。
歯磨き粉
墨汁がついたシャツの下に、汚れても大丈夫なタオルを敷いて、歯磨き粉(自宅で使っているものでOK)をつけて、濡らした古した歯ブラシで叩きながら落としていきます。
歯磨き粉は研磨剤が入っているので、研磨の力で墨汁を落としてくれます。
※綿やポリエステルの素材に効果的な方法なので、デリケートな生地には注意が必要です!!
キッチンハイター(泡タイプなら効果大)
ご家庭のキッチンに、大体置いてあるキッチンハイター!!
液体タイプでも十分出来ますが、泡タイプだとピンポイントで墨汁部分を狙え効果が大きいのでおすすめです。
墨汁がついた部分に直接キッチンハイターをかけ、そのまま30分放置し、その後お湯で洗い流せばOK!
汚れ具合によって落ち方も変わってくるので、完全に落ちない場合には、もう一度同じ方法を試してみてくださいね。
※塩素系の漂白剤なので、色柄物には適してないので注意が必要です!!
クレンザー
キッチンのシンク掃除に使ったりもするクレンザー!!
クレンザーも研磨剤を使用しているので、汚れを削り落とす方法です。
墨汁の付いたシャツの下に汚れても大丈夫なタオルを敷き、汚れた部分にクレンザーを付け濡れた歯ブラシで優しく叩きながら落としていきます。
それでも落ちない場合には、布同士をこすり合わせます。
汚れがういてきたら水で洗い流し、落ちてなかったらクレンザーを付けてもう一度繰り返してみます。
※あまり強くこすりすぎると生地が痛んでしまうので、力加減に注意が必要です。
チューブ入りの糊+中性洗剤
最近ではなかなか使わなくなった糊ですが、昔ながらのチューブタイプの白い糊と台所にある中性洗剤を組み合わせた方法です。
この方法は、期待以上だと効果が高い方法です!!
乾いた墨汁の部分にチューブ入りの糊をつけてもみ込み、その上に中性洗剤をつけ更にもみ込み、水で洗い流します。
これでも落ちない場合には、もう一度同じ方法で繰り返します。
チューブタイプの糊に含まれるでんぷんが、墨の粒子を吸い出してくれることによりきれいになります!
マジックリン+固形石鹸
マジックリンも掃除の強い味方なので、一家に常備してあるかと思います。
これは最も効果があったという主婦が多いおすすめの方法です!!
乾いた墨汁の部分に、水で2倍に薄めたマジックリンをつけます。
その上に、固形石鹸をつけてもみ洗いしてから水で流します。
一度で落ちない場合には、もう一度試してみてくださいね!
バスマジックリンではなく、マジックリンなのでお間違えなく!!!
乾いた墨汁の落とし方!制服の色物ズボンやスカートの場合
無地の生地なら、墨汁の汚れをとるというだけでいいのですが、色物の場合だと、色柄までとれてしまわないように乾いた墨汁だけをとらなきゃいけませんよね!
ここでは、制服の色物ズボンやスカートについた墨汁の落とし方を紹介します。
ごはん粒
一番身近にあって手軽に出来るおすすめの方法です!!
実は、ご飯粒を使うのは、書道の世界では有名な方法のようです。
ごはん粒に含まれたでんぷんが乾いた墨汁を吸い取ってくれるんです!
やり方は簡単!!
墨汁がついている部分にごはん粒をよくすり込んで、キッチンで使う中性洗剤をつけてもみ洗いして、最後に水洗いをするだけ!
1回で落ちない場合には、繰り返してやることをオススメします。
自宅にある物で簡単にでき、色物柄にも影響しないので安心して試せる方法です。
ウタマロリキッド
ホームセンターの洗濯洗剤コーナーでよくみかけますよね!
万能な洗濯石鹸の液状版!!
ウタマロリキッドは色物柄にも使える商品なので安心して使えます。
墨汁がついているズボンの下にタオルを敷き、歯ブラシ(使い古しでOK!)を濡らし、ウタマロリキッドをつけて力加減に気をつけながら優しくこすります。
その後、よく水洗いをしましょう!
※ウタマロ石鹸でも出来ますが、ウタマロ石鹸のホームページでは、固形の石鹸タイプは色物柄はおすすめしてませんのでご注意を!!
色物の場合には色落ちする可能性があるので、一度目立たない場所で1回試してみるのをおすすめします!!
色物スカートも色物ズボンと大体同じ用法で試してもらっても大丈夫ですが、スカートはズボンと違ってプリーツ部分があるので、試した後にしわになることがあります。
その際には、プリーツの裾を洗濯ばさみで挟んでからスチームアイロンをかけると元通りのプリーツ部分が出来ますよ!
オキシクリーン
ガンコなシミや厄介なシミに効果抜群!
大きめの洗面器にぬるま湯を入れオキシクリーンを溶かし、墨汁のついた衣類をつけおきします。
歯ブラシに粉末のオキシクリーンをつけ、こすり洗いをし、汚れが落ちてきたら、水洗いする。
※界面活性剤が入っているオキシクリーンは洗浄力が強いので長時間使うと衣類にダメージを与えてしまうので注意が必要です。
乾いた墨汁の落とし方!オススメの染み抜き剤を紹介!
紹介した方法ではどうしても落ちなかったという場合に、オススメの染み抜き剤を使って落とすこともできます!
専用のシミ抜き剤
書道用品を扱っているお店などで墨を落とす専用の洗剤があります。
乾いた墨に効果があるといわれている「スミノン」は墨専用というだけあって、かなり効果的です!!
乾いた墨汁がついた部分にスミノンをつけて、つまむようにもみ洗いをしたら、いつも通りに洗濯をするだけです。
墨だけではなく、醤油・ケチャップ・油はもちろん、じゅうたんや畳のシミなどにも使えるので、一家に一個あると便利です!
墨落としジェルタイプ
水性・油性関係なくガンコな汚れを落としてくれる商品です。
特に今まで取れないといわれてきた顔料系の汚れ(墨汁・クレヨン・しょうゆ・ケチャップ・カレーやファンデーションに口紅)に効果を発揮してくれます!
家族みんなが使える汚れ落としなので一家に一個あると便利ですね!
~番外編~ オススメの事前対策を紹介!
ここまで、乾いた墨汁の落とし方を紹介してきましたが、乾いた墨汁を落すってかなりストレスですよね・・・
何事も墨汁を落とさないことが一番なのですが、墨汁が服についてしまっても大丈夫な対策をしておくことも必要です!!
ここでは、番外編として、オススメの事前対策をご紹介します!
洗剤で落ちる墨汁を使う
文具メーカーから販売している洗剤で落ちる墨汁を使えば、いざって時に簡単に墨の汚れが落ちます。
※この墨で書いた作品は裏打ちできません。
裏打ちとは…用紙にハケや霧吹きで水分を与え、しわを伸ばす作業のことです。
ちなみに、我が家はこの墨汁を使っています!
家で習字をした時に、じゅうたんにこぼしましたが、洗濯できれいになりました♪
汚れてもいいもの(習字用の制服)を着ていく
制服に墨汁がついてしまったらショックですよね…
習字の授業の時には、汚れても気にしないですむことが一番ですが、なかなかそういうわけにもいきません(笑)
白いシャツなどは、洗い替えを常備していると思いますので、習字の授業がある日には汚れてもいいシャツや制服を着ていくことをオススメします。
我が家は、着ていくのを忘れなうように、日課をそろえる時に一緒に習字用の制服を準備しています!
小学生あるあるのまとめページを作成しています!
お役に立てる情報を随時更新しているのでぜひ読んでみてくださいね!
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まとめ
今回は乾いた墨汁の落とし方を紹介しました。
学校だとすぐに洗えず、乾いてしまった墨汁は、洗濯でも簡単には落ちません。
でも、洗剤で落ちる墨汁で事前に対策をすることもできますし、墨落としジェルなどを利用すれば、簡単に落とすことができることもわかりましたね!
事前に対策をすることで、イライラなどのストレスも減らせます。
ぜひ、今回ご紹介した方法で、ストレスなく乾いた墨汁をやっつけちゃいましょう!