アジア人で初めてバレエ団のプリンシパルを務めたバレエダンサー倉永美沙(くらなが みさ)さん。
海外からの評価も高いという倉永さんですが、超名門サンフランシスコ・バレエ団に移籍したことが話題になったそうです。
今回は、倉永美沙さんのプロフィールや、バレエダンサーとしての実力、そして海外での評価をお伝えします☆
- 倉永美沙は大阪生まれの35歳
- 倉永美沙は過去に体型が理由で解雇された
- 倉永美沙は現在有名バレエ団でプリンシパルを務める
- 倉永美沙はブノワ賞にノミネートされる
以下、倉永美沙さんについて詳しくお伝えします♪
倉永美沙のwiki風プロフィールを紹介!身長・体重についても!
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本名:倉永 美沙(くらなが みさ)
生年月日:1984年5月20日(2019年12月現在35歳)
出身地:大阪府
身長:156cm
体重:非公開(43kg前後と予想)
子供の頃から明るく活発な性格だったという倉永さん。
幼稚園では活発を通り越して問題児扱いされていたとか(^^;)
友人がバレエを習っていて、自分もバレエを習いたいと母親に懇願し、7歳の時に「地主薫(じぬし かおる)エコール・ド・バレエ」に通い始めました。
元々運動神経が良かった倉永さんは、理解力もあって上達が早かったそうです。
すっかりバレエにはまり週5のバレエ教室とは別に自主練もするなど、当時ついたあだ名は「トレーニングマシーン」だったとか。
プロのバレエダンサーを目指し、国内では数々の賞を受賞しました。
高校生(17歳)の時に『第29回ローザンヌ国際バレエ・コンクール』にてプロ研修賞を獲得し、その後アメリカの超名門のバレエ団サンフランシスコ・バレエ団の研修生となりました。
そしてその年には『第9回モスクワ国際バレエコンクール』で金賞に輝きます。
小柄な体型を努力でカバー
身長は156cmと、日本にいても小柄な方なので海外に出るとさらに倉永さんの小柄さがわかります。
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最初はコンプレックスだった背の低さを努力と表現力で補い、現在の地位を築いたそうです。
体重は公表されていませんが、バレエダンサーは痩せているというだけではいけないんです。
バレエダンサーは、スリムな体型の中に十分な筋肉と骨密度がないとプロとは言えないんだとか。
そのことから、倉永さんの体重は43kg前後ではないかと言われています。
倉永美沙のバレエダンサーとしての実力は?
これまで数々の賞を受賞している倉永さん。
日本ではもちろんですが、海外でも賞を受賞しています。
その経歴がスゴイです!
- 1990年(7歳):地主薫エコール・ド・バレエ入会
- 2001年(17歳):第29回ローザンヌ国際バレエコンクールでプロ研修賞を受賞
- サンフランシスコ・バレエ団の研修生となる。
- 第9回モスクワ国際バレエコンクールで女性ジュニア部門で金賞を受賞(日本人初)
- 2003年(19歳):ボストン・バレエ団のオーディションに合格
- 2005年(21歳):セカンドソリストへ昇進
- 2006年(22歳):ジャクソン国際バレエコンクールで女性シニア部門で金賞を受賞(日本人初)
- 2007年(23歳):ファーストソリストへ昇進
- 2009年(25歳):ボストン・バレエ団で最高位のプリンシパルに昇格
- 2017年(33歳):ブノワ賞にノミネート
華麗な経歴に見えますが、ここまでくるのには相当な努力があったそうです。
解雇をバネに再びバレエを習う
国内外での評価を受けてサンフランシスコ・バレエ団に研修生として入った倉永さん。
日本でも小柄と言われていた体型は、アメリカではさらに目立ってしまいます。
156cmという身長と華奢な体型、さらにアジア人は欧米の人と比べると顔立ちが地味で表情がわかりにくいということで役をもらうことができなかったそうです。
そして正式契約できないまま研修が終了=解雇されてしまいました。
始めての挫折に、そのまま日本に戻るのかと思いきや、倉永さんは諦めませんでした!
ニューヨークに渡った倉永さんは、スクール・オブ・アメリカン・バレエに入会します。
クラスにアジア人は倉永さんだけで、しかも最年長だったそうです。
そこで小柄だからこそできる俊敏な動きを習得して、他の背の高いダンサーよりも目立つことができたそうです。
19歳でプロに、そしてプリンシパルへ
そしてそんな努力の甲斐あって、19歳の時に受けたボストン・バレエ団のオーディションに合格してついにプロの道へ!
バレエダンサーには階級があります。
- プリンシパル・・・主役級、バレエ団の顔
- ファーストソリスト・・・準主役級
- ソリスト・・・役をもらえてソロで踊れる
- ファーストアーティスト・・・アーティストの中のリーダー
- アーティスト・・・大勢の中のひとり
倉永さんは2009年、ついにトップのプリンシパルとなります。
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以前日本でインタビューを受けた時に、コンプレックスで諦めるのではなく、自分を信じて進むことで運命を変えられると語っていました。
誰もがコンプレックスを抱えて生まれてきます。他人の価値観に揺るがされることなく、自分のゴールに向かって突き進むことこそが運命を変える方法だと私は信じています
難しい夢に向かっている人たちにとって、とても心強い言葉ですね☆
倉永美沙の海外での評価は?
倉永さんは、日本よりもむしろ海外での知名度が高いそうです。
バレエ観賞が日本ではそんなにメジャーではないことが要因のひとつかもしれませんね。
倉永さんは2017年、バレエ界のアカデミーショーとも言われている「ブノワ賞」にノミネートされました。
残念ながら受賞は逃しましたが、世界的にも評価されていることがわかりました。
そしてなんと2019年には、以前契約をできずに解雇されてしまったサンフランシスコ・バレエ団へプリンシパルとして移籍しました。
16年越しの夢を叶えた倉永さん、今後の活躍も楽しみですね♪
最後までご覧いただきありがとうございました!